犬に生食(Raw food)とドッグフード(主にドライフードやウェットフード)を組み合わせて与える際の理想的な割合は、目的や犬の体調によって異なりますが、以下の目安があります。
目次
✅ 一般的なおすすめ割合
生食 | ドッグフード | 説明 |
---|---|---|
20〜50% | 80〜50% | 初めて生食を取り入れる場合や、バランスを取りたい場合におすすめ。 |
100% | 0% | 完全な「生食食(BARFなど)」を実践するケース。栄養バランスの知識が必要。 |
0% | 100% | 通常のドライまたはウェットフードのみ。 |
🔄 移行のステップ(初心者向け)
- 初週:生食 10% / ドッグフード 90%
- 2週目:生食 20〜30% / ドッグフード 80〜70%
- 3週目以降:最大50%まで増やして様子を見る
→ 下痢や便の状態が安定すれば、継続可能
⚠️ 注意点
- ドッグフードと生食では消化時間が異なるため、時間をずらして与える方がベター(例:朝は生食、夜はドライ)。
- 生食の割合を高める場合は、カルシウムや内臓類のバランスに注意。
- 子犬・シニア・疾患持ちの場合は、獣医に相談が推奨されます。
🐕 モデルケース:トイプードル(成犬 3kg)・健康体
🗓 年齢:2歳
⚖️ 体重:3kg
💡 目的:ドッグフード中心に少しずつ生食を取り入れたい
✅ 1日の目安カロリー
- 必要カロリー:約 200~240kcal/日
✅ 給餌プラン例
項目 | 内容 |
---|---|
朝 | ドッグフード(60g・約140kcal) |
夜 | 生食(40〜50g・約100kcal) |
割合 | ドライフード 60〜70% / 生食 30〜40% |
✅ おすすめの生食食材
- 主に 国産の鹿肉・鶏肉・馬肉
- 内臓(10〜15%):鶏レバーやハツなどを少量
- 野菜(すりおろし):少量のにんじん、かぼちゃなど
- 必要に応じて:卵黄、魚油、カルシウム源(骨やサプリ)
✅ 与えるときのコツ
- 生食は冷たすぎないように常温に戻す
- ドライフードと生食は時間を分けて与える(例:朝と夜)
- 初めは少量から。下痢や軟便が出たらいったん中止
📝 注意
- 体重が大きい犬(例:10kg以上)なら、生食の量も倍以上に。
- 子犬やシニア犬には、内臓・カルシウムバランスを慎重に調整。
- アレルギーがある子は、肉の種類を限定して様子見。