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加熱食から生食へ――きっかけは愛犬の体調不良
長年、愛犬にはドッグフードを中心とした加熱食を与えてきました。しかし、ある日を境に体調に変化が現れたのです。食欲不振、皮膚のかゆみ、そしてお腹の調子が安定しない日々が続き、病院に通うことも増えていきました。
獣医師に相談しても「年齢のせいかもしれませんね」と言われるだけで、はっきりとした原因はわかりませんでした。そんな中、あるペット栄養士のセミナーで「生食(ローフード)」という選択肢に出会いました。
生食って何?加熱との違いを知る

加熱食の特徴
一般的なドッグフードや手作りごはんの多くは加熱調理されており、次のような特徴があります。
- 細菌のリスクが少ない
- 保存性が高い
- 消化が良いとされる場合が多い
生食の特徴
生食とは、食材を加熱せずに生のままで与える食事法です。具体的には以下のような特徴があります。
- 酵素やビタミンなどの栄養素が壊れにくい
- 犬の本来の消化能力に合わせた食事が可能
- 皮膚や被毛の健康改善が期待される
私が実感した生食のメリット

最初は正直、食中毒や栄養バランスの心配がありました。しかし、専門家のアドバイスをもとに段階的に切り替えていくうちに、愛犬の様子が目に見えて変わってきたのです。
実際に感じた効果
| 症状 | 加熱食のとき | 生食に切り替え後 |
|---|---|---|
| 食欲 | ムラがあり、残すことも | 毎食完食するように |
| 皮膚トラブル | かゆみや赤みが頻発 | 改善され、毛艶がアップ |
| 便の状態 | 軟便・下痢気味 | 小さくてコロコロ、においも減少 |
生食への切り替え時の注意点
すべての犬に生食が合うわけではありません。始める際には以下の点に注意が必要です。
- 獣医師やペット栄養士に相談する
- 最初は少量から始めて、様子を見る
- 衛生管理を徹底する(食材の鮮度・器の清潔さ)
- カルシウムや脂質、ビタミンのバランスを意識する
まとめ:食事が変われば、犬の人生も変わる
生食に切り替えたことで、愛犬の健康状態が大きく改善されました。もちろん、加熱食にもメリットがありますが、愛犬にとって最適な方法を模索し、選択することが飼い主の責任だと感じています。
「食べるものが身体を作る」というのは、人間も犬も同じです。もし、愛犬の体調や元気が気になるようであれば、一度食事内容を見直してみるのも良いかもしれません。

